秋、近付いています③。

何の用事だったかは忘れましたが、珍しく実家の母と電話で話した際に「美山の山に行ってた」と言うと、少し心配そうに「クマは出ないの?」と聞かれました。嘘も言えないので「いるよ~。でも、今の所は出会った事ない」と答えました。美山を含め、京都の北部では、クマやシカ等の野生動物が沢山棲んでいます。近年、人里に出て来たり危害を加えた事で駆除されたりする様なニュースもありますが、本来は彼らの棲家である〝山〟にお邪魔しているのは私たちなので、熊鈴をリンリン鳴らしながら「クマさ~ん。人が歩いていますよ!出て来ないで下さ~い!」と知らせながら歩くしかありません。最近は、クマが人は美味しい物を持っている!と知ってしまい、余計に人に近付いて来る事例もある様ですが、ちょっと見てみたい気持ちを持ちつつも、動物と人間、適切な距離を保ち、出会わない事が大切だと思っています。

 

↓ これ、な~んだ???そう、クマさんの爪跡です。

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↓ 横だけでなく縦にも!!!

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こんな感じで、山の中に〝クマがいる〟と分かる事はあります。色々な動植物がいる山は、ただただ危険なのではなく、豊かな山であると思い、人間は人間で出来る限り、最大限の注意を払う努力をしていきたいと思います。そして「クマがいる!」と聞けば誰しも「怖い!!!」と思うかもしれません。それは事実なのですが、クマさんよりも頻繁に出会う厄介な生き物もいるのです。

 

↓ こちら。『ヤマビル(山蛭)』です。

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写真では、黒っぽいナメクジの様にも見えますが、びろ~んと伸びて尺取虫の様に這って移動する姿も見られます。山中であればどこにでも居ますが、渓流沿いやコケの多い多湿な場所では特に頻繁に見られます。見るからに乾燥には弱そうですが、見た目の通りで日頃は葉っぱの裏や直射日光は避けた場所で潜んでいます。ただし、野生動物や人間の体温や呼吸(二酸化炭素)を敏感に感じ取り、その獲物を目掛けてポトンと落ちて来たり尺取虫風に這って移動してくっついたりします。その後は、皮膚の柔らかい場所を探して吸血…。しかも、最も嫌な点としては、蚊と同じ様に血を吸って痒いだけなら未だしも、かなり長時間に渡って吸われた場所からの出血が止まらない点です。血液凝固を阻害する『ヒルジン』と呼ばれる成分を出される為、やっと出血が止まったと思っても今度はお風呂に入るとまた出血するなんて事もあります。そして、困った事にクマやシカ等の野生動物が里山へおりていることに伴い『ヤマビル』も身近な存在になっています。しかし、現段階ではヒルから媒介される感染症は見つかっていないそうです。とにかく、長く続く出血が嫌なので、『ヤマビル』も出会わないのが1番です。

 

では、美山のお話はこれでおしまい。

また、近い内に行く予定なので、その時にでも。