親は氷・子は鱧を食す。

毎年7月1日の『吉符入』に始まり、31日の『疫神社夏越祭』迄の1ヶ月間に渡って開催される『祇園祭』ですが、いよいよ山鉾建てが進められ、明日からは宵山が始まります。宵山が始まる前日、今日13日になると粽を含む授与品の販売が始まる所も多く、今年も行って来ました。

 

↓ 先ずは1番人気の『長刀鉾』の粽を買い求めます。それにしても長蛇の列…。

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私たちは販売開始の9時を少し過ぎた頃の到着で、三井住友銀行烏丸通に面した辺りからの列でした。その少し後に見ると、列はずず~っと長くなり、烏丸通を北へ北へを続き、錦小路通で折れて?最後尾が見えなくなっていました。粽が買える初日が土曜日、更に明日以降はお天気があまり良く無い予報とあって、今年は特に今日に集中したのかもしれません。

 

↓ 『長刀鉾』を見上げます。曇り空で写真は良くありませんが、実際に目で見るとしっかりと見る事が出来、毎年見ても飽きない美しさを味わえます。

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↓ 私は胴懸や錺金具等の装飾品も好きですが、丁寧かつ確実で迅速に行われる鉾建ての技術が見える〝縄〟に魅せられます。釘を使わずに縄だけで木材を固定する『縄がらみ』と言う伝統技術だそうです。

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長刀鉾』では、粽と記念に令和元年デザインの手拭いを購入しました。新元号の令和元年である事も貴重ですが、それ以上に今年は『祇園祭』創始1150年の節目です。歴史の長い京都ではありますが、1000年以上も続いている事、今も続けられている事に感動します。

 

↓ 続いて向かったのは『菊水鉾』です。各鉾町毎に授与品の販売開始時間が異なるのですが、それ以上に山鉾建て自体が未だの所も幾つもあります。その為『長刀鉾』から比較的近く、見に行きやすい所…となると、毎年このコースになります。

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また、他の所と違って写真が撮りやすい場所にある為、毎年「祇園祭に行きました!」の家族記念写真が『菊水鉾』になります。『船鉾』でも撮影する事がありますが、継続して撮影出来るのは『菊水鉾』の前です。その後もあちこち見て歩きます。一応、次の行先は『占出山』と決めてはいましたが、気の向くまま足の向くまま歩きます。

 

↓ いよいよ『占出山』の会所に到着です。まだ『占出山』の山は建て中でありませんでした。

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↓ 会所には沢山の展示があります。御神体の小袖。

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↓ 『占出山』は別名『鮎釣り山』です。御神体神功皇后が右手に釣竿、左手に釣り上げた鮎を持っている事に因みます。

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魚の装飾品もあります。これも鮎(あゆ)ですが、「鮎」と言う漢字、元々中国では〝ナマズ〟を意味する字だそうです。

 

↓ よく見ると、鮎の姿が見えてきます!

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↓ 国宝の御太刀となっていますが、どうやら本物は『京都国立博物館』にある様です。

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↓ 沢山の着物がありますが、これらは『占出山』の物です。御利益〝安産〟への御礼に持ち込まれた物が含まれているそうです。

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さて、私達家族ですが、私たちも周囲の近しい人にも安産を願わなければならない様な方はいません。それにも関わらず、優先度高めで訪れたのには理由があるのです。それは、授与品の1つ『大極殿本舗』のお菓子〝吉兆あゆ〟を購入する為です!昨年にも購入してとても美味しかったので、是非とも買いたいと思っていました。が、しかし…。どこを探してもありません。会所の方に聞いてみると11時からとの事。1度離れて再度11時を過ぎて訪れてみるもありません…。再度会所の方に確認をしてみると「お店の方が売りに来られるので詳しい時間はここでは~」と先程とは別の方が教えて下さいました。そして先程の方も黙って聞いておられます。「え?11時じゃないの?」と思いながら、分からないものは仕方ないと思いつつ会所を後にしてお店の方に直接確認をとりました。すると、「占出山の山が出来上がらない事には販売も出来ない。例年の予定では、今日は夕刻からで明日以降は11時には売っていますので、明日と勘違いされているのでは?』と丁寧な説明!やはり、確認は大事です。それにしても、夕刻迄は待てないので、諦めて高島屋で別のお店の〝アユ〟を買って帰る事にしました。残念…。確かに前回は夕方に訪れた様な気がします。

 

↓ 『船鉾』も山鉾建て中。少しずつ出来上がっていきます。

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↓ 関係者の方々が見守っておられます。

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↓ 屋根部分のパーツが渡されます。

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↓ 作業が進みます。この後、15時からは曳き初めが行われた様です。

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↓ 続いては、やっぱり行って見たくなる『蟷螂山』ですが、例年通り未だ会所が開いてません。それでも、可愛らしいカマキリを見る事が出来ました。

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↓ 全部で4つありました。

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↓ 美しいです。

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↓ これらは、どの様な装飾なのかが分かりません…。

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↓ 色々あります。

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『蟷螂山』の辺りまで来た所で、ふと思い出しました。以前旦那さんにも買って帰った事があるコッペパンサンドのお店が近くにあるのです。

 

↓ 『Le Petitmec OMAKE(ル・プチメック・オマケ)』です。『Le Petitmec』のパン工場の空きスペースにて開かれているコッペパン専門店。コッペパンの他にも少しだけコッペパン以外のパンがあります。

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↓ 数々のコッペパンサンド。パンが美味しいので、どれもペロッと食べられます。それにしても、このラップで包んだカジュアルな感じが絶妙です。

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親子3人、それぞれが好みの物を選んで購入して帰りました。そうこうしていると、シャワーの様に降ったりやんだりしていた雨が本格的に振り出し、濡れ始めました。「どうしよう?」と思っていると、旦那さんが「かき氷があるよ?」と知らせてくれました。

 

↓ 振り返ってみてみると、雑貨屋さんで有名な『くろちく』天正館の店頭に案内がありました。同じ系列の『百足屋(むかでや)』のかき氷が頂けると書いてあります。行かないはずがありません!

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↓ 旦那さんは宇治金時だったかな?抹茶系。

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↓ 私は黒蜜きな粉です。抹茶系にも惹かれましたが「あんこは乗っていなくても良いな~」と思い、迷った結果こちらにしました。

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旦那さんも「美味しい!」と喜んで食べていました。私の黒蜜きなこも甘さ控えめでとても美味しかったです。器もしっかりと冷えていたので「溶けてしまう!」と焦る事なく、いつまでも冷え冷えの美味しい状態で頂く事が出来ました。しかし、問題はベビーちゃんです。ベビーちゃんはソフトクリームは例外で食べますが、基本的に冷たい物があまり得意ではありません。かき氷はまず、食べません。後程、試しに私のかき氷を一口あげてみましたが、やはり好みませんでした。そこでメニューを見ていると…ありました!ベビーちゃんが喜びそうな食べ物です。

 

↓ 鱧の笹巻き寿司です。

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ベビーちゃんはお魚が好き、ご飯も好きです。お酢のきいたご飯も大丈夫。そして、笹の葉から出してみると、凄い勢いで「欲しい!」のアピールです。焼いた鱧もご飯も一瞬で完食しました。そして、食べ終わって数分後には寝てしまいました…。大満足だった様です。その後は、また、あちこち見て回りながら、東へ東へと進んで『高島屋』や『SOU・SOU』に行きました。『SOU・SOU』では、先日行った抽選に当たっていたので、景品の引換がてらベビーちゃんの洋服を見て来ましたが、今回は欲しい物とは出会えず購入には至りませんでした。

 

今年も親子3人で『祇園祭』を楽しむ事が出来、何よりでした。

では、今日はここ迄。