台南出張に同行する⑥。

随分長くなった〝台南出張に同行する〟シリーズですが、今回で遂に終了です。次回からは、また京都での日常生活についてとなります。最後は台南の郊外の後半戦として緑のトンネルが美しい『四草』とヨーロッパ?と見間違える造りの『奇美博物館』についてご紹介します。では、早速…

 

↓ 台湾で8番目に国家公園に指定された『台江国家公園』内にある『四草』の緑のトンネル『四草緑色隧道』です。周辺はマングローブが生い茂り、水面に写り込む事で緑のトンネルになります。美しい!

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今回の台南出張への同行に関しては何故か下調べのエンジンが掛からず、直前になって色々調べ始めました。そんな中、偶然見つけたのがここです。日本のガイドブックでは紹介される事の極めて少ない場所ですが、一見の価値はあります。とにかく綺麗!!!当日の天気予報は雨となっていましたが、ホテルのフロントで確認すると「終日降る訳では無い(と思う)」との事だったので、一か八か行ってみる事にしました。すると、着いて暫くは降らず、完璧なタイミングでした。この緑のトンネルを見る為には、クルーズと言う様な豪華な船ではありませんが、船に乗る必要があります。クルーズのコースは30分の緑のトンネル行きと70分のぐるり一周、でも緑のトンネルは行かないコースがあるので、間違わずに買わなければなりません。時間は全く違いますが、価格が同じなのでこれまたややこしいです。無事にチケット購入後はチケットを持って並んで待つのですが、とにかく待合室が寒いです!エアコンがとてつもなく強いのです。ですが、寒いからと言って並ばずに外でボーっとしていると、乗船定員が来てしまい、次の船になる事や緑のトンネルよりも前の人の後頭部を眺める事になります。

 

↓ 待っている間は、この辺りで見られる動植物の案内板を眺めます。

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↓ 何故か日本語もあります!

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↓ チケットは大人と子どもでデザインが異なります。子どものチケットのクロツラヘラサギが可愛らしいです。

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↓ 時間になると、ライフジャケットを渡され、自由席で乗船します。出来れば1番前か後、もしくは両端のどこかに着席すべきです。着席するイスは、雨にも対応!お風呂イスです…。

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残念ながら、真ん中辺りの席になってしまった場合にも、途中で船を止めて下さるので、その際に立ち上がって写真を撮る事は出来ます。

 

↓ 出港してすぐ。この辺りはトンネルにはなっていませんが、徐々に空を覆うようにマングローブが伸びて来ます。マングローブと一言で表すのは簡単ですが、マングローブは総称。個々の種類には名前があり、ここでも幾つかの種類が見られます。

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どんどん進むと、緑のトンネル。そして突き当りには昔は税関として使われていた場所があり、そこを行き止まりとして戻って来ます。往復で30分のクルーズです。待合室で見た様な動植物とは中々遭遇出来ず「あ!カニ!」と一瞬ツメの赤いシオマネキの様なカニを目撃した程度です。これらの動植物を見たい場合には、70分のコースが良いのかもしれません。それにしてもとても綺麗な景色だったので「良い方のカメラ(一眼レフ)を持って来たら良かった…」と少し後悔しました。

 

↓ 緑のトンネルを終えると、目の前にある『四草大眾廟』へ。〝眾〟の字は〝衆〟と書かれている所もありました。〝大衆廟〟と言う意味の様です。お祀りされているのは、鄭成功軍とオランダ軍との戦いによる戦死者で、主神は戦いで多くの功績を残した鄭成功軍の武将・鎮海元帥です。

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緑のトンネルを運営するのも、この『四草大眾廟』だそうです。反対側には、『四草砲台』があります。

 

↓ この砲台は、1840年アヘン戦争が勃発した際、イギリス軍が台湾への進入するのを防ぐ為に作られた物です。当時のままの姿がそのまま残されており、現在は小学校の壁も兼ねています…。

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↓ 残念ながら、緑のトンネルでは鳥を見る事は出来ませんでしたが、砲台の傍にある水溜まりが干上がった場所には、鳥の足跡が残っていました。大小あります。

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↓ 『四草大眾廟』と緑のトンネルの待合室の間位には『抹香鯨陳列館』なる物があります。抹香鯨=マッコウクジラです。骨の展示が複数点。ここでも、頭にリボンが付けられており、先日の狛犬と同じ状態です。

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↓ マッコウクジラは丁重に扱われて?いますが、他の生物の展示は、そのまま置いてあるだけの放置です。退色と劣化が進み、状態は良くありませんが、展示されています。

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↓ 貝類は比較的丈夫なので綺麗です。

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中心部からは離れた場所ですが、お天気が良く時間があれば是非!とおススメしたい場所でした。続いても郊外にある『奇美博物館(ChiMei Museum)』です。

 

↓ 台南とは思えない雰囲気です。どこかヨーロッパへ出掛けた様な気になりました。

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↓ 天井が高く開放感があります。

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↓ 天井も美しいです。

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↓ 両サイドに広がる階段にも装飾や像の配置があります。

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↓ 特別展も開催されていました。

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↓ お手紙スペース?

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この博物館は、台湾の実業家・許文龍が設立した物で台湾最大の私立美術館であり博物館です。展示の主な構成は、西洋美術、楽器、兵器、自然史の4分野ですが、中でも楽器分野では、世界最多のヴァイオリンコレクションがあり1000本収蔵されています。実際に展示されているのは一部ですが、それでも相当数見られます。個人的には、ベビーちゃんに自然史分野の動物の剥製を見せてあげたいと思って訪れたのですが、それも本当に素晴らしく、五大陸全ての動物と鳥類があり、アジア最大規模でした。

 

↓ 訪れた時間はとっくにお昼を過ぎ、お腹が空いていたのでこちらでランチにしました。チーズのピザとマルゲリータです。

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この時、既に帰国の前日で約1週間台湾料理を食べ続けていたので、久しぶりに食べたピザは味わいが異なりとても美味しく感じました。また、ここはカフェですが、上の階にはレストランもあります。ですが、残念ながらレストランは子どもの身長が120㎝(だったかな?)に満たないと入る事が出来ません。加えて、館内には、お土産コーナーもありました。そこには、楽器と動物のコレクションからか、可愛らしい楽器を演奏する動物のデザインのオリジナルグッズがあり、つい買ってしまいました。またしても、マスキングテープですが…。特にサイがお気に入りでした。

 

↓ 一通り見学し、エントランスに向かいます。丁度この頃、校外学習の学生さんらしき集団が並んで入って来ました。写真はエントランス側から見た景色。

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↓ 噴水もあります。アポロン噴水広場と言うそうです。周辺は綺麗な公園になっていますが、風が強く寒かったので早々に戻りました。

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場所は、台南の駅から1駅南側の保安駅から徒歩圏内です。私たちは、午前中に緑のトンネルに行き、その後直接向かったのでタクシーでしたが、直接向かっても500NT$程でした。台湾の物価から考えると、安くはありませんが、小雨交じりの天気の中、ホテル迄戻って再度ホテルから駅に移動して保安駅に向かって…よりも便利さを優先しました。

 

最後に郵便と駅弁のお話。

 

↓ 海外に出ると、ふとポストカードを送ろう!と思います。旦那さんも日本だとポストカードを送るなんて有り得ませんが、外国からだと送る気になる様です。それにしても、ポストカードを送る習慣があるヨーロッパ等に比べ、可愛らしいポストカードを見つけるのに時間が掛かりました。街中で気軽に買うと言うよりは雑貨屋さんで買う感じです。

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↓ 郵便局にて日本までのポストカード料金を確認し、切手を購入します。台湾から日本への郵便料金はポストカードの場合10NT$です。この時は、ドラゴンフルーツとバナナの切手が渡されました。

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↓ 切手を貼って〝Air Mail〟の文字を忘れずに記入すると、ポストは赤い方に入れます。

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1週間の滞在で台南を満喫しましたが、残すは帰国するのみとなりました。

 

↓ 台南駅から高雄空に向かう際に利用した電車。

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↓ 途中、ここで地下鉄に乗り換えます。

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↓ 高雄の駅では臺鐡弁当と言う駅弁が販売されていました。

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台湾での駅弁販売は、日本統治時代からあるそうです。最近では、世界各地、特にフランスでは『BENTO』としてお弁当に人気が集まっていますが、台湾の臺鐡便當は相当古く、しかも駅弁です。

 

↓ お弁当は色々な種類がありました。近年、お弁当の容器は使い捨ての物が使用される様になっていますが、一昔前までは再利用可能なお弁当箱だったそうです。しかし、このお弁当箱目当てに買う人も増え、中々容器が返却されずに持ち帰られるとして使い捨ての容器になったそうです。

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↓ 高雄駅でしたが、阿里山のお弁当もありました。

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↓ お弁当が販売されている横では、電車の形をモチーフにしたお水の販売がありました。外見から見る分には可愛らしいのですが、購入には至りませんでした。

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以上で、今回の台南に関する内容は終わりです。他にも、ローカルな雰囲気で溢れた足ツボのマッサージに行ったり、細々とお買い物をしたりもしましたが、その辺は省略です。

 

台湾は日本人にとって人気の観光地ですが、大抵の人は台北に向かいます。それに比べ、台南はとてもローカルで落ち着いた場所です。ガイドブックも見ましたが、あまり有益な情報は見つけられませんでした。よって、折角なので記憶が薄れない内に書き留めておきたいと思い、まとめてみました!!!今後、台南に行く方々にとって少しでも有益な情報となり役立つ事が出来れば幸いに思います。

 

遂に〝台南出張に同行する〟シリーズは完結です。

では、また近い内に。