台南出張に同行する⑤。

これ迄〝台南出張に同行する〟と題して4回迄を台南の中心部についてあれこれとご紹介しました。そして、今回と次回は、台南の中心部では無く、郊外のおススメの場所をご案内したいと思います。今回は『安平(あんぴん)』です。台湾の中でも歴史が古いとされる街が台南、更にその中でも特に古いのがこの地です。街の中心部からバスもしくはタクシーでのアクセスですが、バスは本数が少ないので、私たちの様に子ども連れの場合はタクシーが良いかもしれません。宿泊先の台南駅の近くのホテルにてフロントの方にバスとタクシーのどちらが良いか相談しましたが、やはりタクシーが良いとの返事。加えて「タクシーでいくら位ですか?」と聞いてみると、200~300NT$との事でしたが、実際には往復とも200NT$しませんでした。

 

↓ タクシーで安平迄お願いすると『安平開台天后宮』の前に到着しました。下車すると同時に目に飛び込んで来るのですが、とにかく豪華な装飾です。

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↓ 中に入ってみると、隙間無く装飾が施されています。旦那さんとベビーちゃん、親子揃ってただただ天井を見上げては驚いていました。

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ここは17世紀に建てられた海の守護神である媽祖(まそ)を祀る廟です。台湾では媽祖廟が沢山ありますが、ここは最も歴史が古く、お祀りされている媽祖像は鄭成功が大陸から持ち込んだ物です。

 

↓ 向かって右側には、水仙尊王です。

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↓ 向かって左側は4体の像で四海龍王です。

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比較的朝早い時間でしたが、多くの参拝客があり、全体的に御線香?の煙でもくもくしていました。そんな中、物が転がり床に落ちる様な乾いた音が何度も聞こえてきました。音がしては数秒静かになり、また音がする…の繰り返しです。

 

↓ その音の正体は『筊杯』です。分かりやすく言うと占い用のブロックです。

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↓ これは台湾では良く見る物で、神様に自分の考えや歩もうとしている事が正しいのか?等、相談したい時に軽く投げ落として占うのです。2つは同じ大きさと形ですが、どちらも片面は平らでもう片面は膨らみがあります。このブロックを床に落としては、表か裏か、両方同じ面に落ちているのか異なる面に落ちているのか、確認します。

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旦那さんも私も試しにやってみました。ベビーちゃんもここではしませんでしたが、他の場所で気に入ってしまい「欲しい!」と要求していました。残念ながら、頂く事は出来ませんので、返却しておきました。

 

↓ 入口には狛犬がありますが、何故か台南では置物には謎の赤いリボンが付けられているのを目にします。真正面から見てみると、サザエさんにしか見えない独特の飾りです。。。

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↓ そのまま歩を進めると、ちょっとした広場がありました。この広場の周辺には露店や屋台が並んでいます。やはり、気候が異なるせいか、公園にある木も京都には無い種類ばかりでした。

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 ↓ いよいよ安平観光のメインとなる場所『安平古堡(あんぴんこほう)』です。

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別名を『ゼーランディア城』とも言い、1624年に建設されました。その為、台湾で最も古い城塞とされ、オランダ統治時代にはオランダ東インド会社による台湾統治の中心地として使用された場所です。

 

↓ 敷地内の赤レンガは建設当時のインドネシアから運ばれた物とされています。この場所にもレンガにも歴史がある事を思い、木の根が絡みつく壁をぼんやりと眺めました。

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↓ 離れてみると、また違った景色です。

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↓ 『熱蘭遮城博物館』書かれた建物があります。熱蘭遮城=ゼーランディア城です。

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↓ 陶磁器生産で有名な〝景徳鎮〟の文字がありました。

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↓ 当時の遺跡から出た物?が展示されています。

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↓ ここでは、これらの陶磁器の破片の他、場内の模型や安平の歴史について見る事が出来ます。

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↓ ここにも鄭成功の像があります。台南での人気が良く分かります。写真の左側に展望台等のメイン的な物があるのですが、単体の写真を撮って来るのを忘れたので、ここには掲載していません…。

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↓ 更にここにも鄭成功です…。それもそのはず。鄭成功が英雄視されている理由の一つが台湾からオランダを追い出し一掃した事が挙げられますが、まさにその事を行った場所がここなのです。

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↓ 砲台には大砲が残されています。木の後ろには安平到着時に訪れた『安平開台天后宮』の屋根が見えていました。

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↓ 歴史を感じます。

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↓ お土産物屋さんもあります。ここは、台湾古跡に指定されているので、台南市が企画した商品が置かれています。それが、今や大人気の鄭成功の〝成功〟にあやかったポテトチップスとビールです。

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最初に販売されたのはポテトチップス。これは、発売当初にあまりの人気で売切れ続出となり、1人2袋迄の購入制限が出た程です。今でこそ制限はありませんが、子ども達や受験生の家族には変わらず大人気です。実際、私たちが訪れた際にも、校外学習?修学旅行?の子ども達が大人数で押し寄せ、写真に写っているポテトチップスは一瞬で消えました。写真右側の孔子のお菓子には誰も触れませんでした…。

 

↓ 続いて発売されたのが〝成功ビール〟です。一定要成功=必ず成功するぞと書かれています。また、このビールは2倍縁起が良いとされいます。その理由は、製造されている工場の住所に秘密があります。台南観光をすれば大抵1度は目にする通り、成功路。ここに面した場所に工場があるのです。よって、このビールはより一層人気です。

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ポテトチップスとは違って、鄭成功の頬っぺたがピンク色でほんのり酔っている様な表情も可愛らしいです。『安平古堡』を抜け、その後は安平の中でも屈指の古い街並みが残るエリアに行きました。

 

↓ 『延平街』です。未だ時間が早く、お店の多くは準備中でした。台南全体に言える事ですが、どうやら朝が遅い様です。 

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未だ開いていない『延平街』を進み、途中からは路地裏を散策しました。確かに、町の中心部とは違った古い建物が多かった様に思います。迷路の様になった小路を歩いて出てくると、市場に辿り着きました。

 

↓ ここも準備中です。きちんと種類毎に分けられていて、どの野菜も丁寧に扱われていました。

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↓ このフルーツは何か分かりません。街中のあちこちで見たので旬を迎えているのだと思うのですが…。

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↓ 赤っぽい謎の果物はレンブです。漢字で書くと『連霧』です。サクサクした食感の林檎と梨を合わせた様な味わいです。

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↓ 私たちが購入したのは手前の金柑と白っぽいメロンです。金柑はとても甘酸っぱくて美味しく、メロンはウリ科特有の香りがしっかりするタイプでした。今回は購入しませんでしたが、写真奥に写っている緑色のフルーツも人気だそうです。台湾では、シュガーアップルや釈迦、釈迦頭と呼ばれ、甘みが強く人気のフルーツとの事です。

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↓ 台湾産のニンニクです。それにしても台南料理はニンニクの使用が多い!!旦那さんも私もニンニクは火が通っていれば未だマシと言うか大丈夫なのですが、生ですりおろした分はどうも得意になれないのです。折角の野菜炒め等にも〝おろしにんにく〟が添えられています。

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↓ 牡蠣です。剥き身にする為に凄いスピードで貝を開くおばちゃん達の横で待機している状態です

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↓ 『安平市場』です。全体的に、場外で販売している果物の方が新鮮に見えました。

照明が暗いからかな…?

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↓ 可愛らしい壁がありました。カラフルな壺が埋め込まれています。

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↓ 何だか沢山実っていますが、種類は分かりません。

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↓ 暑い地域に多そうなお花です。赤が綺麗です。

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↓ こちらも暑い地域らしい鮮やかな色と花姿です。

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↓ 朝顔に似ていますが、種がとても大きくてびっくりです。

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↓ 公園には、子ども用の遊具近くにプルメリアが咲いていました。

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持参したガイドブックですが、今思えば何故か建物がガジュマルで覆われた『安平樹屋』が載っていなかったのです。結局、行きそびれました…。後々見た現地の観光案内には必ず出ているのですが、やはり少し離れた場所にあるからかもしれません。〝台南のラピュタ〟と言われる場所で、次回行く機会があれば、その辺りにも足をのばしたいと思います。また、もっと遠くなってしまうのですが、秋冬シーズンであれば、クロツラヘラサギの生息地にて観察や、塩のテーマパークとなっている七股塩山の観光もしてみたいと思います。そして、本ブログで既に登場した『周氏蝦巻』や『安平豆花』の本店は安平にあります。時間がある方は本店に行って見られるのも良いかもしれません。

 

では、今回はここ迄。