鹿さんでも食べない草。

最近『宝ヶ池公園』では、鹿さんが増えまくっています。〝良く見掛ける〟というレベルでは無く、本当に多いのです。そんな鹿さんですが、食害等を考慮し無ければ、とにかくつぶらな瞳が可愛い動物です。

 

↓ 野生ではありますが、随分人馴れしています。

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↓ 毛の模様は、正しくバンビです。至る所の植物を食んでいます。

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↓ 時には痒い痒い…と体を丸めて掻いている姿なんかも見せてくれます。

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それにしても、この鹿さんたちによる被害は本当に危機的な状況です。鹿さんはスリムな様に見えて、食べる様は1日当たり3キロだそうです。結構な大食いです。田畑であると、折角耕して作った農作物を食べてしまう他、自然の山や大きな公園では辺り一面の植物を食べてしまい、鹿さんの好みでは無い限られた植物ばかりが残されます。

 

↓ そんな植物の一つに、こちらの『ベニバナボロギク』があります。他の植物がほとんど無い地面に突き出た様に『ベニバナボロギク』だけが見られるのです。

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この植物、鹿さんが絶対に食べないと言うわけでは無いそうですが、好まない植物だそうです。絶対食べない植物は『アセビ』や『ナンキンハゼ』『イラクサ』等がありますが、特に『アセビ』は漢字で書くと『馬酔木』です。食べてしまうと、文字通り植物成分によって酔ってしまうのだとか…。そうなると、植物の多様性はバランスが崩れ、鹿さんが食べない植物ばっかりが残ってしまうのです。自然の山では勿論、公園においても多様性の豊かさが失われてしまうのです。ここで重要なのは、食べる生き物と食べられる植物の関係だけではく、更にそれによって引き起こされる多くの諸問題についても考えを巡らす必要があると言う事です。鹿が食べる→植物が無くなる→土砂災害等が起きやすくなる等、人間への直接的な影響もあります。それにしても、難しい問題です…。鹿さんも、実はお腹を空かしています。本来は、笹の仲間が大好きな鹿さんですが、最近は笹が減っています。その為、鹿さんも背に腹は代えられぬで、色々な物を食べてしまうのです。さて、今後どうしたものでしょうか?

 

↓ 生き物が一緒に生きるって難しいな~と考えつつ眺めていると、鹿さんも食べない『ベニバナボロギク』に『オンブバッタ』がとまっていました。

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どうやら『オンブバッタ』にとっては『ベニバナボロギク』が居心地が良く、良い餌になる様です。葉っぱに穴が開いているのは、このバッタたちが食べたのでしょうか?また、鹿さんでも食べないと聞くと美味しくない植物の様に思いがちですが、食べてみると菊菜に似た味わいで美味しいとされています。とは言っても、私は食べてみた事も無ければおすすめもしませんが…。原産はアフリカ・マダガスカルの辺りだそうです。そう聞くと、一層謎めいた植物の様にも思えます。

 

では、今日は少し考えさせられるお話でした。

また近い内に、