読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

御所の一般公開を見学。

昨日、休日にも関わらずお仕事だった旦那さんと待ち合わせてお昼ご飯を食べた後、お散歩ついでに『御所』へ行きました。多くの人が一足早い紅葉を観賞したり、お喋りを楽しんだりしていましたが、市内中心部にあるとは思えない広い面積である為、ゆったりとしています。そんな『御所』ですが、妙に人が集まり吸い込まれて行く入口を見つけました。「何だろう?」と思い、見に行くと〝清所門(せいしょもん)〟〝一般公開入口〟の文字が目に入りました。そこでやっと思い出したのです!今年の夏(7月26日)より『御所』が通年で一般公開される事になっていたのです。これまでは、春と秋に限られていたのですが、利便性向上、要は観光客のみなさんどうぞ~と新しくなりました。

これまで、行こうと思えばいつでも行ける距離にあり、中々足を踏み入れる事の無かった『御所』です。偶然、立ち寄ったのを機に〝中〟へ入ってみるべきか入らざるべきか…と迷い、抱っこ紐のエルゴの中でご機嫌な様子のベビーちゃんを覗き込みました。『二条城』の様に建物内部を歩くわけでも『三十三間堂』の様に「お静かに」と書いてあるわけでもありませんが、途中で泣くかもしれないなぁ…と思い悩みました。そんな時にふと母がいつも言っている事を思い出しました「子どもだからって分からないわけでは無い、個性ある一人の人であって判断基準が無い時期だからこそ本物を!」「親が出来る事は何かをさせるのでは無く、子どもが好きになれる物や興味を持つ物と出会う機会をどんどんあげること」と。エルゴの中でご機嫌のベビーちゃんは未だまだ小さいのですが、周囲の人に迷惑が掛からない範囲であれば、やはり色々な物事に触れさせてあげたいと思います。そんな耳にタコが出来る様に聞かされた言葉を思い出すとそのまま入場口へ進んでいました。ちなみに、母は「親はいつまでも生きていない」とも言い続け、自分の事を自分で決めて歩み進める様にと右も左も分からない様な頃から言っていました。このブログを読んで、きっと今頃吹き出している事でしょう。

 

↓ 早速、見えて来たのは『御車寄』です。限られた地位の方々が参内された際に使用する玄関の様な場所です。

f:id:kuksa:20161114005336j:plain

 

↓ こちらは『御所』の中で最も格式の高い正殿『紫宸殿』で、即位礼などの公的かつ重要な式が執り行われた場所です。明治・大正・昭和の三代の天皇の即位礼もここで行われました。

f:id:kuksa:20161114005502j:plain

 

↓ 全体はこの様になっています。また、歴史的にも有名な慶応4年(1868年)には『五箇条の御誓文』の舞台にもなりました。

f:id:kuksa:20161114011014j:plain

 

見学は、順路の番号に沿って歩きます。各地点には警備や案内の方もいらっしゃいます。『紫宸殿』の横には、実際に屋根として使用されている『檜皮葺屋根(ひわだぶきやね)』の模型がありました。

 

↓ ベビーちゃんが最も反応があった(?)じーっと見ていた『檜皮葺屋根実物模型』です。

f:id:kuksa:20161114011058j:plain

 

檜(ひのき)の樹皮を用いる『檜皮葺』の屋根は、歴史的な建造物に多く見られますが、京都以外だと島根県の『出雲大社』本殿や広島県の『厳島神社』諸殿が同じ様式です。

 

↓ 日頃であれば「竹がある」としか思わない「竹」も、ここでは複数種見られました。

f:id:kuksa:20161114011207j:plain

 

↓ 『漢竹』と書いて〝かんたけ〟と読んでしまいそうですが〝かわたけ〟だそうです。難しいです…。

f:id:kuksa:20161114011345j:plain

 

↓ 『小御所(こごしょ)』です。武家との対面や儀式の場として用いられ、明治維新の際には徳川慶喜の今後を決める『小御所会議』が開かれました。

f:id:kuksa:20161114022937j:plain

 

硝子越しに、襖絵の様な物が見られます。

 

↓ 庭の木々も紅葉しつつあります。写真右にも小さく写っていますが、鷺が置物の様に立っています。

f:id:kuksa:20161114023022j:plain

 

↓ 『王政復古の大号令』が発せられた『御学問所』の横には『御常御殿(おつねごてん)』があり、中の襖絵が見られました。

f:id:kuksa:20161114023103j:plain

 

今回は外からの見学のみでしたが、いつか内部も見てみたいと思います。狩野派、土佐派、丸山派等の絵師が描いた障壁画があるそうです。

 

↓ 入口で渡された入門証。ベビーちゃんもきちんとカウントされ、2人分です。

f:id:kuksa:20161114023137j:plain

 

今日の『御所』見学、 ベビーちゃんにとってはこれと言って心惹かれる物は無かったと思います。檜皮葺の屋根模型を見てはいましたが…。ですが、今後も一緒に色々な場所に出掛けたいと思います。周囲の雰囲気から、静かにすべき場所での過ごし方等のマナーも覚えつつ、好きな物と出会って欲しいと思います。

 

では、また。