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さぼうるの朝と企画展。

3日間続けて来た、東京出張への同行にまつわる内容ですが、4回目の今回で終了です。最後を飾るトップは『神保町』にある老舗カフェの『さぼうる』です。 

 

↓ こちらのお店、1955年(昭和30年)の開業で、今年で60周年を迎えたそうです。入口にほんの少しだけ写っておられる方が、マスターの鈴木さんです。

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鈴木さんは80歳を超えておられますが、とってもお元気です。店員さんからも「マスター!」と呼ばれ、頼りにされている様子が伝わります。若手の店員さんへの指導も完璧で、優しく温かいお声で気が付いた事を色々と教えてあげていました。私たちにも、素敵な笑顔で挨拶をして下さるのですが、流石、地元密着型のお店です。通行人の方々ともみんなお知り合いの様で明るい挨拶を交わされていました。

 

↓ お店の中に入ると、歴史を感じる物がいっぱいあります。

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着席すると、最近では珍しい「灰皿は?」との質問がありました。旦那さんも私も煙草は吸わないのでお断りをしましたが、妙に馴染んでいました。これが、スターバックスやおしゃれ系カフェであれば、「吸いません!」と言いたくなってしまうのですから、不思議なものです。

こちらのお店では、コーヒーを一杯飲みながらのんびりされる方、マルガリータの様なカクテルを朝から楽しむ方…と思いおもいに過ごされていました。ですが、朝の人気はモーニングサービスセットです。

 

↓ 自分たちの席から、カウンターを覗きながら「あれ、私たちの分かな?」と話していると…

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↓ 来ました!正解です。茹で卵は、固茹と半熟のどちらか、ドリンクはコーヒー・ミルク・紅茶から選び、ホットかアイスも決める事が出来ます。これだけ充実した朝ご飯で税込みの500円です。

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そして、朝ご飯の他にも、簡単なトースト等もあります。また、お隣にある『さぼうる2』では、名物のナポリタンがあり、遠方より〝ナポリタン目的〟で来られる方もいらっしゃるそうです。次回、『神保町』を訪れる際には、是非行ってみたいと思います。『さぼうる』を出た後、旦那さんの大好きな古書店巡りをしました。あまり時間は無かったのですが、良い本が手に入った様子でした。

ここからは、各所における企画展についてです。今回の滞在中、3つの企画展に足を運びました。1つは、前々から行ってみたいと思っていた『山種美術館』です。

 

↓ 『山種美術館』は渋谷区広尾にある、日本画の作品を収集展示した美術館です。

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↓ ちょうど今「特別展 琳派400年記念 琳派と秋の彩」が開催されていました。

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2015年の今年は、琳派の祖とされる本阿弥光悦が京都の鷹峯の芸術村を開いて400年であるとして、京都をはじめあちこちで〝琳派〟に関する展示やイベントが行われています。今回の展示では、私自身が最も会いたかった作品、酒井抱一の『秋草鶉図』がイベントやリーフレットのモチーフとなっていました。酒井抱一は、尾形光琳に私淑し、その雅な作風を江戸に伝えようと志し、江戸の情緒も加えた江戸琳派の創始者です。酒井抱一の作品は複数あり、他にも、中村訪中や鈴木其一の作品もあり、見入ってしまいました。美術館の閉館のアナウンスが鳴る中、「あと少し!」と思っていると最後はおじいちゃんと2人になってしまいました。私とおじいちゃんが出た後、展示スペースの地下のシャッターが施錠されました…。

 

↓ 続いては、今何かと話題になっている、『永青文庫』にて開催中の「春画展」です。正式には「世界が、先に驚いた。SHUNGA 春画展」です。

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永青文庫』とは、細川家第18代当主でもあり、第79代内閣総理大臣も務めた細川護熙の祖父細川護立によって細川家に伝来する歴史資料や芸術作品を後世に伝える為に作られた物です。その後、登録博物館として一般にも公開される様になり、現在に至っています。そんな、どちらかと言えばお堅いイメージの博物館でありながら、今回、日本で初めて『春画』の展示がなされました。そこには、タイトルにも込められた〝世界が、先に驚いた。〟の通り、大変な苦労があり、開催中の現在でも何かと物議を醸しています…。その世界とは、イギリスの大英博物館をはじめとするヨーロッパ各地です。確かに、描かれている内容が内容だけに、配慮は必要かと思いますが、描かれた作品から読み解く事が出来る当時の文化や一流絵師が描いた技術は最高であり、間違いなく価値ある物だと感じました!

 

↓ 閉館時間は夜8時とあって、夕方に訪れてもそれなりの来館者がありました。

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↓ 館内には、細川家に関する写真や書物が置かれていました。写真には、グレースケリーが写った物もありました。

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↓ 旦那さんと一緒に見学後、グッズ販売をしている別棟も見て来ました。その横に…保護樹林ががあり、名札が付いているのですが、その名札には、何と細川護熙の文字が書かれていました。

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確かに、『永青文庫』の理事長さんであり、所有者である事に間違いは無いのですが、ちょっとびっくりしました。

最後は、『吉祥寺 パルコ』で10月18日迄開催されていた『レゴブロックで作った世界遺産 PART-3』の展示です。世界遺産条約の採択40周年記念で開かれていたのですが、流石レゴ!とっても精巧な作りです。

 

↓ 地球を眺めるレゴたち。

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↓ 中国の『四川ジャイアントパンダ保護区群』です。

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キャプションには、各世界遺産の概要や魅力も書かれていました。このパンダ保護区周辺では、野生パンダ500頭あまりの他、レッサーパンダユキヒョウ、ウンピョウ等の絶滅危惧種の動物が生息しているそうです。また、植物学的にも豊かな生態系が残され、5000~6000種の植物が自生しているそうです。レゴを通じて、世界遺産の良い勉強となりました。

 

↓ こちらは建築物。手前から、イタリアの『ピサの斜塔』、スペインの『アントニ・ガウディの作品群サグラダ・ファミリア)』、ロシアの『モスクワのクレムリン赤の広場聖ワシリイ大聖堂)』です。

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↓ 勿論、日本の物もありました。『厳島神社』です。

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↓ カメラの角度を変えて、中へ進んでみると…本当に歩いているみたいです。

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これらの作品の他、『富士山』や『姫路城』、『エッフェル塔』『ピラミッド』等々がありました。驚いた事に、作品の数々は、どれも製作日数が約1ヶ月だそうです!短い物でも数日を要するとの事ですが、日本人を含む世界中のレゴビルダーさんの技術と忍耐力に思わず「へぇ~。凄いなぁ…」と溜息が漏れてしまいました。

 

以上、これで旦那さんの東京出張への同行に関する内容は全て終わりです。

ではまた、近い内に地元〝京都〟についてお届けしていきたいと思います。