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鞍馬から貴船へ・後編。

昨日訪れた『鞍馬寺』と『貴船神社』の周辺エリアですが、歩いていると色々な植物やきのこと出会う事が出来ました。歩いたコースの史跡をご紹介していると、既にいっぱいいっぱいになってしまったので、前編・後編と2部に分ける事にしました。今回は、植物ときのこを中心にお届けします…

 

↓ 『貴船神社』周辺の道沿いに咲く『シュウカイドウ(秋海棠)』です。

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『シュウカイドウ』は、秋のこの時期にお花をつける多年生の球根植物です。中国大陸南部やマレー半島原産の植物ですが、日本においては、江戸時代初期に園芸品種として持ち込まれ、現在では野生化し、直射日光の当たらない程度に明るく、湿気の多い所で多く見られる様になっています。確かに、水の多い『貴船神社』周辺にはちょっと似つかわしく無い花姿でありながらも、満開となっていました。

『シュウカイドウ』の花弁や葉の具合から、一見「ベゴニアかな?」と勘違いします。最近、輸入されているこの手の植物を『ベゴニア』と呼ぶものの、『シュウカイドウ』については、近年持ち込まれた物では無い事から、あくまで『ベゴニア』とは言わずに定着している『シュウカイドウ』と呼ぶそうです。ですが、やはり『ベゴニア』の仲間である事には違いありません…。

 

↓ 『貴船神社』へと繋がる階段傍にも沢山咲いていました。

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↓ 『ミズヒキ』です。日頃は『ミズヒキソウ』と呼んでいますが、標準和名では『ミズヒキ』と言います。

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『ミズヒキ』の名前の由来は、上から見ると赤、下から見ると白に見える事から、お祝い事で用いる紅白水引に因んでいるそうです。が、しかし…この写真では、そんなに綺麗に「上から見ると赤、下から見ると白!」には見えそうにありません…。とっても地味なお花ですが、個人的には、お気に入りのお花です。見つけると、つい見入ってしまいます。

 

↓ 『イチイガシ』のどんぐりです。パラパラと落ちているどんぐりだけを見て、一瞬「コジイ!?」と喜びましたが、良く見ると異なり、残念でした。

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「コジイじゃな~い!」と残念がっていると、隣にも同じ顔をした旦那さんが…。『コジイ』は『ツブラジイ』とも言い、同じくどんぐりの仲間なのですが、旦那さんの好物でもあります。炒って食べると、ナッツ特有の香ばしさと甘い香りを楽しむ事が出来るのです。一瞬見間違えたこちらのどんぐりも、帰宅後に『どんぐり図鑑』で調べてみると、『イチイガシ』と言う種類である事が分かりました。

 

↓ ここからはきのこです。写真はちょっと乾燥してしまった『ハナビラニカワタケ』です。普段食べる〝キクラゲ科〟では無く〝シロキクラゲ科〟に属しています。十分な水分があると、プリプリで愛らしいきのこです。

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↓ ぽてっと倒れている『オキナクサハツ』らしききのこです。

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↓ 倒木に、びっしりと生えた『チャヒラタケ』の仲間です。写真では、ズームしていますが、離れて見ると、その夥しい数に背筋がぞわぞわしました。

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『チャヒラタケ』と聞くと、「ヒラタケの仲間?」だと勘違いしてしまいそうですが、全くの別物です。「紛らわしい名前には、要注意だな~」と実感します。

 

↓ 大きいサイズの『チャワンタケ』の仲間です。小さい物は多々目にしますが、これ程大きい物は珍しいです。

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↓ 『ブナシメジ』です。上下反対になっていますが、この通り、上から下に向かって生えていました。木に出来た穴の内側へ向かって逆立ちをしています。とっても良い香りがしていました。

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↓ クリーム色が可愛らしいきのこですが、これまた種類が分かりません。f:id:kuksa:20151004012000j:plain

 

↓ 朽ちた木の根元から『ヒトヨタケ』が出ていました。珍しい場所から生えた物です…。

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↓ 観察しにくい場所にあったのですが、旦那さんが「見やすい様に…」と手前の土をよけてくれました。少し青みがかったブルーグレーをしています。美しい!

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↓ 『アカモミタケ』です。整備された登山道のすぐ傍に生えていました。周囲の落ち葉を持ち上げて、中々の力持ちです。

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↓ 似た種類に『ハツタケ』があります。その区別方法として、裏側の傘の部分をそっと引掻いて傷つける方法があります。

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傷をつけると、中から液体が出て来きます。これは、オレンジ色の液体が出て来ました。なので『アカモミタケ』ですが、もし液体が青緑色に変色すると『ハツタケ』です。ただ、どちらの色の液体であったとしても、食べられるきのこのなので、安心です。

 

↓ 『鞍馬寺』の『奥の院 魔王殿』から下りて来た所『貴船神社』側の入り口近くで見つけた『ツチグリ』です。

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今回のきのこ写真は〝きのこらしい〟きのこよりも、少し変わった形の物が中心となりました。「可愛い!」きのこではありませんが、これらのきのこにももっと日が当たれば嬉しいなと思います。

比較的ご近所さんエリアにも関わらず、『鞍馬寺』もしくは『貴船神社』のどちらかだけに訪れる事はあっても、『鞍馬寺』の『奥の院 魔王殿』を経由して1日で両方に足を運ぶ事はありませんでした。今回訪れてみて、やはり市内中心部や『大文字山』とは異なる自然を味わえるスポットである事を再認識しました。歩いていると、どこからともなく、「コココココ…コココココ…」と木を突く音が聞こえて来ます。姿を見る事は出来ませんでしたが、間違いなく〝キツツキ〟の発する音です。少し高低差はありますが、のんびり歩けば大丈夫です。『鞍馬寺』と『貴船神社』での観光だけでなく、ちょっと山へ足を踏み入れ、季節の変化や〝秋らしさ〟を楽しむのも良いのでは?と思いました。

そして、今日は夕方から川へ行きましたが、水の温度が随分下がっていました。秋本番もすぐそこの様です。

 

では、また。