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鞍馬から貴船へ・前編。

今日は、〝京都の北の奥座敷〟と呼ばれる『鞍馬寺』と『貴船神社』の周辺を歩いて来ました。コースは、『鞍馬寺』から〝鞍馬の火祭〟が行われる『由岐神社』、『鞍馬寺』の『奥の院』を経て『貴船神社』へと下りて来るコースでした。全体的には軽いハイキング程度で、なだらかな登りから始まって最後は一気に下り、上下する事なく、絵に描いた様な一山を登って下りて来ます。途中、史跡が多く、鞍馬天狗源義経(牛若丸)への思いを馳せながら、豊かな自然の中を歩き進める事が出来ます。

そんなコースを歩きながら、史跡、植物やきのこの写真を撮って来ました。今日は、その前編としてコース内の史跡を中心にご紹介します。次回は、後編として植物やきのこの写真をお届けする予定です。

では、早速…

 

↓ 叡山電鉄鞍馬線の終着駅『鞍馬駅』からスタートです。

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真っ赤な顔をした大きな天狗のオブジェ(?)や木の芽の佃煮を販売するお店を通過ぎると、すぐに『鞍馬寺』へと続く参道です。

 

↓ 階段を登り詰めると、〝愛山費〟と呼ばれる入山料300円を支払う場所です。急な坂道を運んでくれるケーブルカーもありますが、現在運休中です。それでも、金額は変わりません。

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こちらの『仁王門』は、鎌倉時代の彫刻家である運慶の長男湛慶(たんけい)による仁王尊像が祀られています。また、これより先を浄域とし、俗界との境としているそうです。

 

↓ 登山道として舗装された道を歩き進めると、大きな杉の木が祀られた場所があり、それを抜けると…

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↓ 目の前に『由岐神社』があります。こちらの神社は、〝京都三大奇祭〟の1つである『鞍馬の火祭』の舞台です。毎年、市内中心部にて『時代祭』が開かれる10月22日の夜、ここでは沢山の松明に灯が灯り、山を真っ赤に染めます。

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『由岐神社』では、旦那さんと共に思い思いの願い事をして、次の目的地『鞍馬寺』の『本殿金堂』を目指しました。その途中、写真撮影禁止とあって写真はありませんが、ご先祖さんの恩徳に感謝する場所である『転法輪堂』があります。一見、施錠されている様にも見えますが、入る事が出来ます。中には、大きな阿弥陀如来さんが鎮座され、中々の迫力でした。

 

↓ 『本殿金堂』には、外国からの観光客が多く訪れていました。本尊の毘沙門天さんは、虎を使者として鞍馬の山に舞い降りたと言われており、狛犬ならぬ狛虎が配されています。

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鞍馬寺』ですが、源義経が幼少期を過ごした場所として有名です。それに加え、現在ではパワースポットとして人気の地です。『本殿金堂』の前には、大きな〝六芒星〟があり、この中心。この中心地点に立つと、何かしらのエネルギーを感じる事ができるそうですが、鈍感(?)な私は何も気付くことが出来ませんでした…。

 

↓ 『本殿金堂』を後にし、暫く歩くと、『冬柏亭(とうはくてい)』と呼ばれる建物があります。これは、歌人与謝野晶子の書斎で、元は東京の与謝野邸にあった物を移築しています。

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「さて?何故こんな場所に与謝野晶子の?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。それには、鞍馬寺初代管長の信楽香雲が関係しています。この人が、与謝野晶子の弟子であり、生前から夫の与謝野鉄幹と共に、この地を何度も訪れていたのです。そんな縁から、この山深い地に移築される運びとなったそうです。『冬柏亭』のすぐそばには、歌碑も多く建てられ、『鞍馬山霊宝殿(鞍馬山博物館)』には、与謝野夫妻の遺品や歌稿が展示されています。

 

↓ そして、いよいよ『奥の院』へと続く道に入ります。ここより、進み続けると、『鞍馬寺』方面へ戻る事は無く、『貴船神社』側に至ります。

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↓ 切られた木も、時間と共に朽ち、外側と一部分のみが残った状態です。成長する迄、更には朽ちる迄の時間の長さを感じます。

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↓ 山道を歩きますが、しっかりと整備され、適切な標識もあります。

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↓ この辺りの地は、地面が固く、木々が深く根を張る事が出来ないそうです。その結果、横へ横へと延び、独特の姿となります。この周辺では、源義経が兵法の修業をしたとされています

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↓ 『僧正ガ谷不動堂(そうじょうがだにふどうどう』に到着しました。少しお昼ご飯には早い時間帯でしたが、お腹も空いて来たので、こちらの軒先近くを借りておにぎりを食べる事にしました。

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今日のおにぎりは、鮭・焼たらこ・鶏牛蒡の炊き込みご飯の3種類でした。いつもは、鮭+わかめの〝鮭わかめ〟おにぎりですが、わかめが無かったので、鮭だけとなってしまいました。その代りと言うのも変ですが、鶏と牛蒡の炊き込みご飯でおにぎりを作りました。「では、食べましょう…」と言う時、斜め前の建物、『義経堂』から、どなたかの御遣い(?)が現れました。

 

↓ 『義経堂』の横、からひょっこり現れたのは…

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↓ 可愛らしい鹿でした。人間にも慣れてしまっている様で、1メートル位の所迄近寄って来ます。しかも、周辺の草や落ち葉迄もむしゃむしゃ…。凄い食欲です。これでは、鹿害も生じるはずです。

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ここ、『僧正ガ谷不動堂』は、謡曲鞍馬天狗』の舞台となり、源義経鞍馬天狗が出会った場所とされています。ここ迄来ると、『奥の院』もあと少しです。

 

↓ 道なりに歩き続けると、開けた場所があります。そこが『鞍馬寺』の最終地点である『奥の院』です。『奥の院』は『奥の院 魔王殿』と呼ばれ、何と650万年前に金星から降り立った魔王尊を祀っているそうです…。

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ここを過ぎると、後はほとんど下るのみです。これまでは、途中、それ程多くの登山客や参拝客とすれ違う事もありませんでしたが、『奥の院 魔王殿』迄来ると、反対側の『貴船神社』側から登って来られる方々と出会います。

 

↓ 下山の際は、自然林や植林をされた杉林の横を歩きます。今回のコースでも、途中、色々なきのこを見つける事が出来ましたが、その様子は次回のお届けです。写真は、真っ直ぐに伸びた杉です。

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↓ ようやく、下りて来ました。私たちにとっては、出口となった『貴船神社』側にある『鞍馬寺』への入口です。叡山電鉄の『貴船口』から『貴船神社』へと向かう参道の途中へ出ます。

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この後、『鞍馬寺』とは違い、観光客が多く集まる『貴船神社』へも立ち寄りました。境内では、自分で選んだ真っ白に見えるおみくじを霊泉に浮かべて吉凶を知る『水占おみくじ』を楽しむ参拝客で賑わっていました。

 

↓ 参道にあるギャラリー兼カフェの様なお店。旦那さんからの提案で一休みです。これ迄にも何度か訪れていますが、カフェを利用したのは初めてです。

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↓ 席はお座敷風の奥まった場所と参道側があります。今回は参道側。いつもは左側に旦那さん、右側に私が座るのですが、何故か今日は反対側に座りました。左側は私のアイスティーとチーズケーキのセット。右側が旦那さんのアイスコーヒーとコーヒー風バナナケーキのセットです。

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こちらのお店、陶器とクレイパック(?)等を中心に扱っておられるお店です。これ迄は、「カフェもあるんだ~」と思いながらも、陶器を見るだけでしたが、カフェとしての利用も中々良く、ケーキが美味しかったです。そして、〝初〟と言えば…クレイパックです。お茶を楽しんだ後、旦那さんがニコニコ顔で別の椅子に座っています。「何をしているのだろう?」と振り返ってみると…クレイパックを試していました。びっくりです。片手にべっとりと塗り、私にも「する?」と聞いてくれました…。不思議な物に反応する旦那さんです。。。初めてクレイパックを試した旦那さん、「さっぱりした!」そうです。

 

その後、叡山電鉄の『貴船口』迄歩き、途中で『ミズヒキソウ』と『マツカゼソウ』を観察して帰りました。

 

今回は『鞍馬寺』から『貴船神社』迄のコース内にある史跡を中心にご紹介しました。他にも、ご紹介しきれない程沢山の史跡がありました。次回は、後編として植物やきのこをお届けします!

今日はここまで。