旦那さんの故郷・鳥取。

 前回に続き、今回は旦那さんの故郷〝鳥取編〟をお届けします。ですが、正しくは『とっとり花回廊』編になりそうです。では、ちょうど見頃を迎えていたユリの写真からご覧下さい。

 

↓ 6月13日~7月5日に開催されている『ゆりまつり』の様子。園に入るとそこはユリの国です。目には色とりどりのお花が飛び込み、鼻には甘いユリの香りが広がりました。まさに五感でユリを感じて楽しむ事が出来ます。

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↓ ユリと聞けば、カサブランカの白をイメージしますが、こんなに珍しい色の物もありました。

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↓ ユリのイメージに相応しい白いユリ。強い色の品種が多い中、白の純粋な雰囲気がある意味、他に無い強さを感じさせます。

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↓ こちらは小ぶりのお花がいくつも咲くタイプでした。質感がプラスチックの様な独特の品種です。

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↓ エントランス周辺のユリが集められたコーナー、温室のドームを抜けると、大山を望む小高い山に出ました。そこには、ひっそりと「秘密の花園」と書かれた看板があります。

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↓ 看板の指し示す方向へ進んで行くと、屋外で地植えになったユリ畑が広がりました。色ごとに植えられ、黄色や白、中には1本だけ全然異なる「きっと、球根の時に混じってしまったんだろうな…」と思われる色のユリがとにかく沢山咲いていました。

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↓ オレンジ色の濃淡のユリも美しく、気に入りました。

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「秘密の花園」で堪能したユリですが、館内では特別展も行っていました。特別展の内容は『ササユリ展』です。ここの展示内容、中々充実していました。

 

↓ 写真はササユリ。

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ユリは、世界中に約100種、北半球にのみ分布しているそうです。うち、15種が日本に自生し、それら日本固有種は以下の7種との事。ササユリ・オトメユリ(ヒメサユリ)・ウケユリ・タモトユリ・ヤマユリサクユリ(タメトモユリ)・イワトユリ(イワユリ)です。他にも、有名なヒメユリやテッポウユリなどは、日本とその周辺に自生しているそうです。現在、世界中に広まっているユリ、これらのほとんどは、江戸時代に日本から海外へもたらされ、品種改良を経たものであり、どれもが日本のユリの系統をひいているそうです。また、ユリを世界に広めた人の1人として有名なのは、シーボルトです。シーボルト琉球列島原産のテッポウユリを持ち帰ったそうです。その結果、キリスト教の復活祭で使用するイースター・リリーとして大流行し、時には日本の輸出産業として、ユリの球根は絹に続く2番目大きな外貨獲得産業となりました。それまでの日本では、観賞用と言うよりはむしろ食用・薬用としての重要性の方が高かったそうです。

 

↓ 『ササユリ展』では、お花の展示に限らず、園が力を入れて取り組んでいる栽培の分野も展示されていました。球根以前の種そのものや発芽した種も展示されていました。

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とっとり花回廊』は、他の植物園などと違い、ユリへの愛情、力の入れ方が半端ない印象を受けます。それもそのはず、元々この辺りには、ササユリの群落があったそうです。その結果、ここのメインフラワーとして、ユリが採用されているのだそうです。納得しました!

 

↓ 園内を歩いてみると、お花で描かれた園のキャラクターを発見しました。

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↓ 大きなドーム状の温室、黄色いマリーゴールドを中心に彩られた広場も見えます。

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↓ 場所によっては、「どこまでも続くのでは…?」と感じる広大なお花畑もあります。

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手を加えられた素敵なお花の他、果樹等の樹木も楽しむ事が出来ます。

 

↓ 大きな実をつけた梅。足元には、少しピンク色掛かってはいるものの、立派な梅がごろごろと落ちていました。つい「勿体ない。良い梅なのに…」と思ってしまいました。

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↓ キキョウの色は何とも美しいです。雨粒がついた姿は少し儚げで、風に揺れる姿は涼しげです。

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↓ 珍しいお花も咲いていました。コウホネです。浅い池や沼、流れの緩い小川で見る事が出来ます。少し変わったこの名前、漢字では「河骨」や「川骨」と書きます。茎根が骨に似ている事から名付けられたそうですが、名前に「骨」と付ける…そのセンスがどうも…。

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↓ 栗です。まだ梅雨ですが、夏を越え、秋には大きな実をつけようと既に可愛いイガをつけていました。この頃のイガは柔らかく、ふにゃんとした手触りです。

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ここからは、観賞用のお花です。

とっとり花回廊』には、2種類のオリジナルのバラがあります。『回廊乙女』と『回廊のしずく』の2種だそうで、バラの育種家で以前は伊丹市にある『イタミ・ローズ・ガーデン』の2代目園主でもあった寺西菊雄さんによる作出です。

 

↓ 『回廊乙女』です。『回廊しずく』は既に散っていましたが、こちらの『回廊乙女』はまだ若干残っていました。綺麗です!

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いくつかのバラコーナーの他、クレマチスのコーナーもありました。少し珍しい品種があったので、そちらをご紹介。

 

↓ 早咲き大輪品種『キリ・テ・カナワ』です。幾重にも重なる花弁が印象的です。

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↓ 名前は分かりません。最大限広げられた花弁には筋状の模様と濃淡があり、クレマチス本来の美しさに加え、華やかさがあります。

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↓ フロリダ系『ビエネッタ』です。クレマチスの上にダリアが乗ったような珍しい花姿です。

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↓ ヴィオルナ系『ストロベリーキッス』ですが、これも同じくクレマチスの仲間です。どっからどう見ても、クレマチスには見えないのですが…。近くには同じ様な形の『ピッチャリ』という品種も咲いており、マルハナバチが交互にとまっていました。

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ぐるり一周すると、かなりの距離があります。園内には、見所を回ってくれる可愛い汽車型のバス〝フラワートレイン〟がシュッシュポッポと走っています。また、多くの場所ではバリアフリーになっているので、とても便利です。

 

↓ 園のエントランスには季節のお花で飾られた小屋があります。やはり、この時期はユリです。

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↓ エントランス近くからの風景。写真中央のハート形に飾られた場所にて、連れてきてくれた旦那さんの両親とおばあちゃん、みんなで記念写真を撮りました。全員が揃った写真は久々で嬉しかったです。

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今回の帰省中のお出掛けは、『とっとり花回廊』のみでしたが、その分、全員で近くにご飯を食べに出掛けたり、お家でのんびりする事が出来たりと、とても楽しい時間を過ごせました。

最近は、ほんの少しだけでもお手伝いをさせて貰おうと旦那さんと一緒にご飯作りをします。今回は、直接帰省をしたわけではないので、京野菜を買って帰る事が出来ず、近くのスーパーにて材料を買い、ニンジンといんげんの肉巻きをはじめ数品作ってみました。すると、旦那さんのお父さんはニンジンがあまりお好きでは無かったのです。なのに、気を遣って「数年分食べた」とおっしゃいながらも食べて下さいました。お母さんも「いつもは避けて食べるのに…」と話してくださったので、本当にお好みではないようです。その日の夜、旦那さんと「米子パパ、ニンジン嫌いなんだねー。知らなかった。申し訳なかったなぁ~」「食べてたから食べれるんでしょ」と話をしました。

※米子パパ=旦那さんのお父さんのことです。旦那さんと2人で話すとき、お父さん、お母さんと表現すると私の両親と区別がつかず、ややこしいいので住んでいる地域から米子パパ・米子ママと話しています。

父の日なのに、苦手なニンジンを使った料理を食べてくれたお父さん、とても優しいです!でも、そんなお父さんにお知らせです。ニンジンは彩だけではありません!ニンジンは西洋系と東洋系があり、どちらにしても、根を食べる野菜の中では珍しい緑黄色野菜です。オレンジ色の色素はカロテン。摂取すると体内でビタミンAに変わります。非常に豊富なカロテン含有量で50グラム食べるだけで1日に必要な量のビタミンAがカバーできます。カロテンの名前も、英語のキャロットに由来しています。過剰摂取には問題がありますが、視機能改善・皮膚粘膜の保護・動脈硬化の予防・がん予防及び抑制と彩だけでは説明できない重要な効果があります。なので、是非、次回は京ニンジンをお土産に持って帰りますので、期待していて下さい。

今回は、帰り際に、松江のおじいちゃんおばあちゃんの所へも行く事が出来ました。いつも元気で温かく迎えて下さる松江のおじいちゃんおばあちゃん、そして米子のおばあちゃん、旦那さんにはおじいちゃんおばあちゃんが3人もいます。私のおじいちゃんおばあちゃんは思い出の中だけです。孫である旦那さんと同じ様に接してくださる皆さんが、これからもいつまでも元気であって欲しいと願っています。また、帰りたいです。

 

話は変わって、オランダへ行く直前より、うちでは小さな問題が起きていました。それは、マンションのベランダにある換気口の中にスズメが巣を作り、ヒナが生まれていたのです。縁起も良いし、可愛いし…とおいていたのですが、調べてみると鳥の巣にはダニが発生し、トリサシダニという種類が出ると、大変厄介である事がわかりました。色々と手を尽くしてみたのですが、換気口の中央にある金属の棒が邪魔で、手が届かず、結局、スズメが成長する時期を見計らい、大家さんに連絡をして業者さんにお願いしました。その日が今日でした。

「業者さんが来る」との事で、ハチ退治をする様な人をイメージしていましたが、実際に来られたのは私よりも小柄で可愛らしい工務店のおじちゃまでした…。結局、旦那さんや私でも届かない場所に、そのおじちゃまが届くはずもなく、再度脚立を持って登場して頂きました。そして、中を覗き込まれた後に「鳥、いませんで~」と言われ、私も納得をして「あ、昨日や今朝からヒナが巣立っていると思うんです」と返事をしました。そして、詰めに詰められた枯草やごみ、餌となった虫の残骸を掻き出して貰いました。その途中、何だかガサガサ!と音がして4羽のヒナが飛び出してきました。「あ。おりましたわ」と…。「おりました」って…今、金網を嵌めかけてましたよね?と思いながら、返事にも困りつつ「出て、良かったです」とだけ答えました。そして、作業を終えておじちゃまは帰宅。私は昨日の内に買い物を済ませていたものの、ラップが無くなったので、近くのドラッグストアへ買いに行きました。帰宅すると、先程まではベランダで鳴いていたスズメの声が一層大きくなっているのです!「何で???」と困惑する私。音の出所を探してみると、換気扇の中なのです!!!ベランダ側から作業をした為、逃げた1羽のスズメが換気扇側へ入り込んでしまい、揚句に出口となっていた換気口に金網で蓋をされて鳴いているのです。ベランダ側には、親スズメや兄弟が心配してきています。換気扇をばらしてみるも、それ以上外れないところまで外しても手は届かず、再度、大家さんや工務店のおじちゃまと連絡をとるも明確な対応策は分からず、おじちゃまが「紙でも燃やして燻してください。そしたら、出るか、死ぬかですわ」と言い、来てくれる様子はありません。なので「紙?燻す?!」と思いながら、紙も微妙なので、お茶の葉を炒ってみました。しばらく炒り続け、ふわふわと優しい煙を出し続けました。音を立ててみたり、振動を与えてみたりを繰り返し、様子を見ました。ありとあらゆる手を尽し、新たなアイデアも思い浮かばなくなり、ベランダ側に回ってみると、なんと!外しておいた換気口の金網にちょこんと座っていたのです。もう一安心どころか、涙が出そうになりました…。約5分程その場に居た最後のスズメちゃんも、迎えに来ていた親兄弟スズメに連れられて元気に巣立っていきました。再度、心配になって換気口の中を覗き込むと、まだ巣の一部が…。結局もう一度大掃除です。午前中に始まり、終わったのは夕方、本当に疲れた1日でした。

 

とてもとても長くなってしまいましたが、最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

では、また。