鹿児島の出張に同行②。

昨日に引き続き、今回も鹿児島に関する話題から…テーマは『大島紬』について。というのも、旦那さんはあくまで出張に来ているわけで、勤務に関する時間、その間は私にとっては自由時間となります。その自由時間に、『大島紬』の機織体験をして来ました。

大島紬』とは、着物を着る人にとっては身近なものかもしれませんが、鹿児島県の南、奄美群島の主島である奄美大島の特産品、平織絹布のことです。本来であれば、奄美大島に出掛けてみたいところですが、何せ時間がないので、鹿児島市内にある『奄美の里』という施設で体験です。

 

↓ 実際に私が織った作品です。初めてにしては、上出来(?)でしょうか。教えて頂いた方や大島紬の指導をされる方にも褒めて頂きました。〝初めてにしては〟だとは思いますが、嬉しかったです。ちょうど織り上がったところ。

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↓ 織った場所が解れてこないよう、最後の仕上げをして頂いて完成です。この写真では、分かりにくいかもしれませんが、地の色は、深みのある緑色にしました。糸の色も、それぞれの色の幅も自由に決めることが出来ました。

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糸を通して、足下の踏み板をガチャンと踏み込み、手元でトン、をひたすら繰り返していきます。一本いっぽんの糸が折り重なり、1枚の布に仕上がる、感動的な作業でした。こちらでは、機織体験の他に、染色や組紐の体験も出来るようでした。織り上がった布、旦那さんに見せると「凄い!」と驚かれてしまいました。

 

機織体験があまりにも面白かったので、1番初めに書いてしまいましたが、ここでは、奄美の生活を知る、奄美生活資料館や大島紬の製造工程見学、作品展示、庭園などのエリアがありました。中でも、奄美の雰囲気を再現した中に作られた奄美生活資料館は、どこか懐かしいようなそれでいてやはり独特の文化に支えられた数々の貴重な資料が展示されていました。

 

↓ 奄美生活資料館があるエリア。ソテツが多く、一気に南国気分を味わうことが出来ました。

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一般的な木では、年輪によって木の年齢を知ることが出来ますが、ソテツの場合は、樹皮の模様1段が成長1年分です。年輪が外から見えるような感じです。更に、奄美とソテツの関わりは大きく、大島紬のデザインの中に取り込まれていたり、食用にもしていたりしたそうです。

 

↓ 園内には、大島紬特有の染色、『泥染め』の作業工程が展示されていました。左下の切り株は『テーチ木』と呼ばれる『車輪梅(しゃりんばい)』の木です。

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この『泥染め』は『テーチ木』の樹皮を煮出した液で色を染め、鉄分の多い泥土をためた池に浸けて発色させる技法です。

大島紬』の製造工程見学の館内では、職人さんの手によって織られている音が響き渡っています。大きな音にもかかわらず、優しくも力強い心地の良い音です。

 

↓ 色付作業の手順が示された案内です。

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↓ 作品展示のエリアでは、いろいろな作品があり、中には京都の『金閣寺』や『祇王寺』をモチーフにしたものもありました。体験をやってみて、改めて大変な作業であることを実感しました。

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↓ おおよそ『大島紬』のイメージからは離れた鮮やかな赤色が目を引きました。模様として、素敵なバラが取り入れられていました。

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↓ 最後の売店には『大島紬』の小物はもちろん、更には奄美大島の名産品などのお土産がずらりと並んでいました。小さな袋に入った、奄美大島産や喜界島産の黒糖や焼酎が充実していました。旦那さんは焼酎を好まないうえに、帰りの飛行機の荷物制限に影響するため、今回の焼酎購入は控えました。

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今回はここまで、奄美大島の特産品『大島紬』を中心にお届けしました。次回もどうぞお楽しみに!!!

では、本日はここまで。