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出西窯と白鳥観察の旅。

先日より数日間、旦那さんの故郷、鳥取県島根県に帰省していました。本来であれば、お正月に帰る予定だったのですが、少し遅くなってしまいました。滞在中は、旦那さんの携帯電話に急なお仕事の連絡が舞い込んできたものの、私の実家同様、のんびりと過ごすことができました。そして、今回は旦那さんのお母さんに『出西窯(しゅっさいがま)』に連れて行って頂きました。どうやら、以前にも、おばあちゃんとお父さん、お母さんの3人でお出掛けになったことがあるようでした。 

 

↓ 『出西窯(しゅっさいがま)』の窯元に併設されたショップ内。素敵な作品が並んでいました。建物全体が木造で、周囲はガラス張り、開放的な空間です。

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そもそも、『出西窯』とは何?ということですが、〝出雲の西〟という意味を持つ、島根県出雲市斐川町出西にある、たった一軒だけの窯元のことです。ここは、土捏ねから焼成までの工程を共同で行っており、粘土の土、釉薬、窯の薪、全ての材料を島根県産のものだけに限定したこだわりの窯元なのです。

  

↓ 『出西窯』の作品を扱うショップも、自然豊かな地の中にぽつんと建つ、おしゃれな佇まいです。一歩中に足を踏み入れてみると、外からは想像もつかない明るさでした。

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↓ ショップは2階建て、それぞれの階に、ゆったりと作品が並べられています。

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↓ 2階には、『出西窯』の作品だけでなく、『出西織』という藍染の織物もありました。こちらの作品、NHK連続テレビ小説「マッサン」にもテーブルクロスとして登場しているそうです。後で知ったことですが、『出西織』の工房もこちらの近くにあるようで、次回の訪問時には訪れてみたい場所となりました。

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この素敵な藍色、昔ながらの「発酵建て」の藍だからこそ出る色のようです。藍染の染料を作ることを「藍を建てる」と言いますが、化学薬品を使用せず、自然の材料のみを使って建てた藍は、それはそれは美しい独特の色味と風合いがでます。そして、ショップの中には、『出西窯』や『出西織』の素晴らしい作品が多数ありますが、他にも気になるものや、珍しいものがありました。 

 

↓ いろいろな形の注連縄のようなものです。この写真内には2つですが、壁のいたるところに掛けてありました。

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↓ こちらは、旦那さんが気に入った革張りの椅子。

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訪れた時間帯は、ちょうど職人さんのお昼休みの時間帯と重なってしまいましたが、『出西窯』の工房内を見学することができました。実際に作陶されている時間帯であれば、解説も行って頂けるようです。 


↓ 工房の入口には、削られた粘土や釉薬が置かれています。

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↓ 工房内では、区切り良く作業の手をとめられた様子が伝わってくる風景が広がっていました。

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↓ こちらは色付けの工程でしょうか。

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↓ 色付け、乾燥を経て、焼成待ちの作品が並んでいます。

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↓ 同じものを同じ大きさに複数作る、これも簡単に見えて、そうではないことです。

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↓ 更に工房内を進むと、大きな窯がありました。こちらは、灯油窯でしょうか?電気釜でしょうか?
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↓ その奥には、6連房の大きな登り窯が横たわっています。

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↓ 1年に3~4回の割合で窯焚きされるようですが、訪問時は、火が入れられておらず、中を見ることが出来ました。

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寒々しい風と雪が舞い散る中、素敵な作品の数々を目にして心温かにして『出西窯』の工房を後にしました。また、こちらの作品は、『BEAMS』などのセレクトショップでも購入できるそうです。

  

話は変わって…。旦那さんが故郷に帰ると、必ず立ち寄りたいと言う場所があります。その場所とは、『米子水鳥公園』です。今回は、〝ネイチャーセンター〟にまでは行きませんでしたが、〝つばさ池〟の傍にて水鳥の観察をしました。すると、鳥観察が大好きな旦那さんも興奮の『コハクチョウ』と『オオハクチョウ』を見ることができました。

 

 ↓ ちょうど30分程前、『コハクチョウ』の多くが餌場を目指して飛び立ってしまったそうですが『オオハクチョウ』はしっかり見ることができました。右側のコは、水の中に頭を入れて〝頭隠して尻隠さず〟の状態です。

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↓ 以前、同じ場所で『コブハクチョウ』を見ましたが、これで〝白鳥3部作〟完成です。

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↓ 仲良く並んで泳ぐ姿もどことなく優雅に見えます。

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↓ 遠くではありましたが、しばらくの間、私たちを楽しませてくれていた、残りの『コハクチョウ』も、それぞれの餌場に向かって飛び立って行きました。

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↓ 更に池の奥地から飛び立ったハクチョウですが、もはや『コハクチョウ』なのか『オオハクチョウ』なのか分かりません。

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そもそも、この2種の見分け方のポイントは嘴なのです。『コハクチョウ』は、嘴の先端と上下がしっかりと黒で色分けられ、他は黄色であるのに対して『オオハクチョウ』は、先端が黒で付け根寄りの半分が黄色です。双眼鏡越しに撮影した写真ですが、嘴の色、掲載している写真から伝わるでしょうか?

今回訪れた『米子水鳥公園』のある鳥取県米子市は『コハクチョウ』を〝市の鳥〟に指定しています。それ故に、街中にある陸橋などの至る所に『コハクチョウ』が描かれています。いつかは、たくさんの『コハクチョウ』が群れを成して飛び立つ姿を見てみたいです。

 

 今回の帰省では、『出西窯』の窯元訪問と『米子水鳥公園』での白鳥観察を楽しみましたが、元気なおばあちゃん、楽しいお父さん、優しいお母さんと旦那さんの5人で過ごす時間は、どこよりも何よりも楽しかったです。旦那さんと一緒に作った『京野菜』を中心とした〝おばんざい〟も食べて貰う事が出来ました。

 

↓ 帰りの高速バスの車窓から見た雪が残った大山。楽しかった時間を振り返りながら「また、すぐに戻って来ま~す!」と思いつつ、心の中で手を振りながら、バスに揺られ帰宅しました。

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帰宅後、録画をしていた、あるテレビ番組をみました。というのも、帰省直前に、実家の母から「テレビの人に取材を受けたよ」と、聞いていたのです。早送りをしながら見ていると…ばっちり映っていました!どうも、ご近所さんの多くからも「みたよ~」と声を掛けられたそうで、にわかに有名人になったようでした。

  

また、明日からも良い毎日を過ごそうと思いながら、今日はここまでとします。