節分祭、狸に囲まれて。

今日は『節分』です。『節分」とは、季節を分ける日のことで、本来は年に4度ありますが、江戸時代以降、最近では、冬の終わり、暦の上で春となる立春になる前日をさす傾向が強くなっています。ということで、明日は『立春』です。

季節ものや行事ものが大好きな旦那さんと私、もちろん〝節分祭〟に参加してきました。京都では、最も古くから節分祭を行ってきたとされる『吉田神社』や『八坂神社』などが有名ですが、今年は狸に囲まれた不動さん『狸谷山不動院』に行って来ました。

 

↓ 『狸谷山不動院』は、とにかく狸さんだらけ。急な坂を上りに上り詰めたところにあります。今日は臨時バスが出ていました。不動院の駐車場までは連れて来て貰えるので、そこからは頑張って歩きます。

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↓ どこもかしこも狸さんです。ちょっと不気味な雰囲気もあります…。宮本武蔵が心の剣を磨いたとされる修行場があったり、交通安全祈願のご利益で有名だったりする『狸谷山不動院』。また、狸さんの名前から〝他抜き=他の人を抜く〟として芸能人やスポーツ選手の参拝も多いそうです。

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↓ 途中には、『白龍弁財天』という弁天さんも祀られています。それにしても、結構な上り坂です。この写真からも急な坂を感じて頂けるのでは?と思いますが、最後の階段が中々厳しいものでした。

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↓ いよいよ、豆まきが行われる本殿の足元まで来ました。この舞台の奥に不動明王さんが祀られています。

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こちらでは、福豆のくじを引きました。1回200円で、福豆の入った袋の中には必ず何かが当たるくじが一緒に入っています。ここで私、やってしまいました。心の声が大きすぎるのです。そして、思ったことをついつい呟いてしまいます。長い長い階段を上り詰めてようやく到着するこの舞台、入口の蛍光灯が切れかかり、ピカピカしていました。最近、貧血が気になる私、ついつい旦那さんに「ねぇ?電気がピカピカしているの、私の頭か目がおかしいのかと思ったわ…」と言ってしまったのです。そう言いつつ、200円の福豆くじを「2人分、1回ずつお願いします」と受付にお金を渡してお願いしてしまいました。すると、電気がピカピカしていることが気になっていた(らしい)福豆くじの担当のおじさまが、気になっていない(らしい)景品引き換えの担当のおじさまに「ほら、やっぱり気になるってよ!電気、切れかけ~」と大きな声で言いました。どうやら、電気の切れかけが気になるおじさまが劣勢になっていたのか、私まで巻き込まれ、「電気変えろよ!」側に入れられてしまいました。楽しい会話の流れでしたが、結局、私は、福豆くじを引いて、またも〝豆〟の福豆500円分、旦那さんが近くの有名な和洋菓子屋さん『一乗寺中谷』のお茶券が当たりました。多くの方は、ティッシュ箱だったので、何が当たりなのかは良くわかりません…。そして、私が電気ピカピカ事件に巻き込まれたことで、「お茶券ですが、特別に…」と、2人分の2枚頂いてしまいました。恥ずかしかったのですが、ちょっとお得でした。

 

↓ 見えにくいのですが、舞台奥に祀られた不動明王です。目の前の畳の場所には、既に豆まきを待つ人々でいっぱいでした。

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↓ 頭上には、大きな赤い提灯がありました。

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↓ 福豆くじを引いた後、ついに豆まき!と思っていると、その前に、長いなが~い、法要が…。山伏さんと福男(?)の皆さんがご入場。中には有名な政治家の方も。ですが、その方、未年ではなく、寅年だそうです。奥様が未年とのこと。関係があるような無いような…。写真が斜めでごめんなさい。

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↓ やっと豆まきです。有名な政治家の方…とは、前原さんでした。旦那さんも私も前原さんが投げたピーナッツを掴みましたが、何か良い福が得られるでしょうか?

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それにしても、どこに行ってもおばちゃんパワーは凄いです。「イヤ~!怖っ!危ないわ~!」と言いつつ、全身で前に押しているおばちゃん、圧巻です。口数は少なくも、周囲の白い目を気にせず紙袋を広げて集めるおじちゃんも強烈です。旦那さんと2人、ぽか~んとしつつ、負けてはいられません。旦那さんは、ピーナッツ7個しか取れなかったのですが、私は、コートのポケットいっぱい分のピーナッツに飴、袋に入った福豆も手に入れました。人の前に手を出しまくらなくても、案外待っていると取れたのです。子どもの頃から、餅まきなどでも「すばしっこい!いつの間に?」と言われた私、案外得意なようです。ですが、年月が過ぎると、私も「イヤ~!怖っ!危ないわ~!」と言いつつ人を押し、旦那さんは無言で紙袋を広げるようになるのでしょうか?今回は心の声が大きくなり過ぎないよう、心の中で「嫌だ、嫌だ。気を付けねば」と呟きました。旦那さんも同じようなことを思っていたようで、2人して「紙袋で回収するのは、縁起ものの福豆と同時に色々なものが入りそう…」と考えながら『狸谷山不動院』を後にしました。

 

↓ 途中、『詩仙堂』の前を通りました。まだ、行った事がありません。近くでは、『曼殊院』には行った事があるのですが…。

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 ↓ 先程、福豆くじで頂いたお茶券(しかも2枚!)を使って『一乗寺中谷』にて、お茶をして帰りました。他にも、こちらのチケットが当たった方がいらっしゃいました。芯まで冷えた体が温まるお茶に、2種類のお菓子まで付いていました。これで1人分です。

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白川通りまで下りてくると、お昼ご飯を食べるのに十分な時間になっていました。そのまま歩き、近くの中華屋さん『叡(えい)』に行きました。久しぶりです。

 

↓ 前菜。大原の野菜を使っているそうで、シャキシャキと新鮮です。ふきのとうが添えられ、早春の香りがしました。

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↓ 生イカの炒めサラダ。他にもいくつか注文しました。

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その後、旦那さんはそのままお仕事に出掛け、私はお買い物をして帰りました。もちろん、夜ご飯は『恵方巻き』です。お寿司屋さんに注文をしていたので、普通のお寿司も食べました。西南西に向かって恵方巻きを黙々と食べました。以前、「恵方巻きを食べる時って喋っちゃダメなのについ喋っちゃう!今年もダメかも」と話していたことで、旦那さんは〝今年も恵方巻きを食べる時は喋る〟宣言と勘違いし、ずっと私に「美味しいね!1本食べたらお腹いっぱい。お寿司食べられないかも。あれ?」と何度も話し掛けていました。頷くだけの私が食べ終わり、「今年は大丈夫だった!何で喋ったの?」との返事に「騙された…喋る宣言だと思ったのに」とショックを受けていました。そして、家の中でも、豆まきをしました!!!

 

話は変わって、先日ご紹介をした『畑菜』に関する内容で『まるごと京野菜』の本より、「初午の日は2月の第1日曜日」としていましたが、そうではなく「節分以降の最初の午の日」だそうです。ということで、今年は2月11日とのこと。今日、スーパーで初午の日について書かれた案内を見掛けました。前回は、「からし和え」にすべきところ、調理方法を間違えてしまったので、仕切り直そうかと思います。ただ、『畑菜』って本当に売っていないのです。当日、手に入るでしょうか?そして、初午の日は、お稲荷さんの誕生日とも言われているそうで、お稲荷さんの総本山『伏見稲荷』では、お祝いがなされ、『いなり寿司』を頂く習慣があるそうです。年中行事とは、色々な歴史と文化に彩られた深いものだなぁと改めて感じる1日でした。

 

本日はここまで。