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長いながい名品への道。

昨日は、前回10月9日に訪れた『京都国立博物館』に再訪して来ました。目的は「平成知新館オープン記念展・京へのいざない(後半・第2期・桃山 秀吉とその周辺)」と「修理後初全巻一挙公開・国宝鳥獣戯画高山寺(後半)」の見学でした。それぞれの展示が前半と後半の2部構成となっていたため、全てを見学するには2度訪れる必要があったのです。ですが、今回は、旦那さんと一緒ではなく、友達と一緒でした。旦那さんにも「行く?」と聞いてみたのですが、前半以上の混雑予想と長蛇の列に「楽しんできて」と言われてしまっていました。

友達とは京都駅で待ち合わせ、『京都国立博物館』方面へのバスに乗ろう…としましたが、そのバスが既に混雑していたので、歩いて向かいました。徒歩でも、案外すぐに到着します。いよいよ見学!と意気込んだものの、「京へのいざない展」は比較的空いている状況でしたが、「鳥獣戯画展」は既に入館に90分、館内で50分の待ち時間が出ていました。仕方がないので大人しく並んで待つことにしました。入口から作品への行列はどのくらいあるのだろう?と思いを巡らせながら友達と何気ない会話をしつつ待っていると、時間の経過も早いものでした。博物館からの情報によると、時に入館だけで240分待ち…なんて日もあるそうで、覚悟していったのですが、嬉しい誤算に喜ぶ反面、良く考えてみると2時間以上待つのも十分長いのでは?と時間の感覚がずれた自分に驚きました。作品は前回同様、素晴らしいものでした。

次に、友達からの提案にあった『智積院(ちしゃくいん)』へ向かいました。こちらには、アサヒビールのCMで福山雅治さんの背景となっていた長谷川等伯と久蔵らによる国宝の障壁画や名勝庭園『利休好みの庭』があります。特に、サツキの季節には鮮やかに咲き誇る花姿を一目見ようと多くの観光客が集まるそうです。また、真言宗智山派の総本山ということで、同じ敷地内には宿坊があり、最近、人気のようです。

ここの魅力は何と言っても、収蔵庫にある国宝の障壁画です。これらの作品は輝く金地の画面いっぱいに、植物の生命力溢れる力強さと調和のとれた美しさが共通しています。そして、幸運なことに、『松に秋草図』が、平成26年9月末~12月26日の日程で『東京国立博物館』開催の「日本国宝展」に出ている予定でしたが、早く戻ってきたそうで、ちょうどタイミングよく当日から見ることができるようになっていました。良かったです!

 

↓ 収蔵庫内は写真撮影不可のため、名勝庭園向かって背側にあるレプリカ。色調が極彩色で実際とは全く雰囲気が異なります。

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美しい障壁画や庭園を楽しみ、『智積院』を後にしました。

 

↓ 振り返ると、ほんのり色付いた紅葉が目に優しく映りました。

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お次は、更に南へ下り、『泉涌寺』です。こちらも同じく真言宗のお寺ですが、『泉涌寺派』の総本山です。敷地内には、『楊貴妃観音堂』があり、〝美徳成就〟のパワースポットとして人気があります。緩い坂道を上り詰めた場所にあるうえ、アクセスも良くないので、中々訪れる機会のない場所でしたが、今回は足を延ばしてみました。ですが、面積の割にはすぐに見学し終わってしまい、次の目的地〝縁切り縁結び〟で有名な『安井金毘羅宮』に移動しました。

京都のガイドブック的な要素を持つ本には、大抵『安井金毘羅宮』の『縁切り縁結び碑(えんきりえんむすびいし)』は掲載されています。元々は、高さ1.5メートル、横幅3メートル程の絵馬型の石に穴が開いた状態のものですが、そこには恐ろしい数の〝形代(かたしろ)〟と呼ばれる願い事が書かれた身代わりの御札が貼られています。イメージしやすい形として、雪国の〝かまくら〟のような形です。手前から奥へ穴を潜り抜け、悪縁を絶ち、奥から手前に戻ってくることで良縁を結ぶ意味合いがあるそうですが、他の方がされているようすを実際に目にしてみると私も友達も固まってしまいました。特に、私は“付いて行っただけ”だったのですが、願い事をしようと思っていた友達は、他の人々の切実なる姿を見て「まだ、いいかな…?」と列には加わりませんでした。確かに、可愛らしい願い事が書かれていることはほとんどなく、重く切羽詰ったようなものが多かったです…。

 

どんよりした気持ちを持ちつつ、今や京都のお菓子といえば…必ず出てくる人気の一品、〝茶の菓〟を展開する『マールブランシュ北山』のチョコレート部門を扱う『加加阿(カカオ)365祇園店』にてお土産選びをしました。お店の名前にある〝365〟の通り、365日の毎日異なるデザインのチョコレートなどを販売していますが、訪れた時間が夕方だったため、ほとんど品切れでした。他にも限定のネコのキャラクター〝加加阿ちゃん(カカオちゃん)〟の形をした当たりくじ付きスティックチョコやアイスキャンディーなるものまで売られていました。『マールブランシュ北山』と共通の〝茶の菓〟や〝お干菓子佇古礼糖(おひがしチョコレート)〟もありました。

 

↓ 祇園の中心部『花見小路』から少し入ったところにあるお店。ちょっと分かりにくい場所です。赤い提灯が目印でした。

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その後は、いつもの通り高島屋を経由して、それぞれ帰路につきました。

今回は、先日の私の誕生日プレゼントを…と友達が用意してくれていました。数年前の段階で知り合って10周年、既にそれからそれなりの年数が経過しています。その間、毎年「何がいいかな~?」とお互いに頭を悩ませ、プレゼントをいただいたり、贈ったりしてきました。今回は、私が大好きな『KUSMI』の紅茶、それも日本で中々扱っていないロシア系フレーバーではない、〝アッサム〟を取り寄せてプレゼントしてくれました。この紅茶、フランスで購入した思い出の味で、私だけではなく旦那さんもお気に入りです。一緒にお買いものをしている時に、輸入食品や雑貨のお店を見つけては「ここも、アッサムは無いゎ…」と言う私をみて、「今回はこれだ!」と選んでくれたそうです。更には、大人可愛いアクセサリーブランドの『NOJESS』のキラキラブローチまで用意してくれていました。たくさんプレゼントして貰って申し訳ない限りです…。でも、嬉しかったです!ありがとう!!!

次に会う時は、大阪で待ち合わせをすることを約束しました。

 

では、今日はここまで。