一足早い紅葉を楽しむ。

昨日、秋晴れの中、京都府南丹市美山町にある『佐々里峠』まで行って来ました。京都市の中心部からバスで約2時間です。朝早くからおにぎりを準備し、出掛けた目的は、『紅葉』と『きのこ』、中でも〝ナメコ〟です。

今回のブログは、写真中心で長いものとなりますが、どうぞ最後までお楽しみ下さい。

 

では、はじまりはじまり。

 

↓ 今回、見に行った紅葉は、こんな感じでした。

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街中で見る『紅葉』とは違った趣があります。街中やお寺にあるモミジの多くは、『イロハモミジ』ですが、山では『コハウチワカエデ』など違った種類を見ることができるのです。

 

↓ 緑の中で徐々に紅葉し始めた黄色とオレンジが美しいです。

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↓ 更に紅葉が進むと、鮮やかな赤になるようです。

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↓ 紅葉をしていない場所は、未だまだ綺麗な緑でした。ですが、夏とは違った、一段深い緑です。川を渡る時に靴を脱いで水の中を歩いたのですが、背筋がぶるぶるっとする冷たさでした。

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↓ 倒木もただ倒れているだけではありません。存在感と躍動感を放ち、周囲の動植物にいろいろなものを与えています。

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これらの写真を見ていただくと「随分、山奥だなぁ」と思われることと思います。正解です。『佐々里峠』というのは、京都バスの『広河原線』の終点、広河原から更に歩いて歩いて…到達する場所なのです。結局、この日は、全部で15キロ程歩きました。

そして、紅葉は山歩きの間中、存分に楽しんだのですが、もう1つの目的『ナメコ』も無事に発見しました。季節的には少し早いのですが、既に出ているとの情報を得た為、「出ていたらラッキー」くらいの軽い気持ちで行ってみたのですが、ありました!

 

↓ これが、見つけた『天然ナメコ』です!ミズナラの倒木から出ていました。切り株の上に並べて記念写真です。

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↓ 生えている時はこんな感じです。これまで数日間に雨が降っていなかったので、少し乾燥気味でした。最盛期には、木にびっしりと出るそうです。いつかは「食べきれない!」と思う程のたくさんのナメコに出会い、収穫してみたいです。

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↓ 他にも、旦那さんが発見した『ブナシメジ』です。天然のブナシメジは味も香りも最高でした。

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↓ 高い場所にあったのですが、「ちょっと軸が折れた…」と言いつつ採って来てくれました。裏側は美しいヒダです。

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これらの〝天然ナメコ〟と〝天然ブナシメジ〟ですが、「採れたてが1番!」ということで〝きのこ汁〟にしました。夜ご飯に…と、前日からシーフードカレーを作っていたのですが、カレーときのこ汁という妙な組み合わせとはなりましたが、そんなことが気にならなくなる程の美味しさでした!!!

 

他にも、食用きのこ、毒きのこだけど美しいきのこ等々、たくさんの種類を見つけたので、ご紹介したいと思います!!!

 

↓ 今回発見したきのこの中で個人的に最も美しいと思ったきのこはこちら。『ヌメリツバタケモドキ』です。デザートにも用いられる食用きのこで、シロップを掛けて食べると美味しいそうです。繊細でふわふわとした質感とフォルムです。

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↓ こちらの『カワムラフウセンタケ』も素敵なきのこです。見つけた時点では、少し古くなってしまっていたので、持ち帰りはしませんでしたが、美味しいきのことのこと。幼菌の時にはそろばんの玉のような形をしているそうで、そのまま〝てんぷら〟などにすると格別な味わいだそうです。

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↓ 紫色繋がりで…名前は分かりません。『フウセンタケ』の仲間です。『?』上から見ると黒紫っぽい地味なきのこですが、傘の中は華やかな濃い紫色をしていました。

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↓ 裏側です。『カワムラフウセンタケ』とはまた違った紫色です。

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↓ 長野県などでは『ボリボリ』とも呼ばれるきのこ『ナラタケ』です。〝出るところには大量に出る〟きのこです。写真では3本ですが、「気持ち悪い!」と感じる位に出ていました。図鑑によっては〝茹でこぼせば食べられるが5本以上食べない方が良い〟などとあります。そこまでして食べようとは思いません…。

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↓ この黒い繊維状のものは、先程の『ナラタケ』の菌糸束です。他のきのこの場合、目で見ることが難しいのですが、『ナラタケ』は強固で太い束になる為、普通に見ることができます。

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↓ こちらのきのこ、一見どこにでもある一般的なきのこのように見えますが、ある特徴を持っている珍しいきのこです。名前は『ナガエノスギタケ』と言います。その特徴とは…モグラさんの巣の上、中でもモグラさんのトイレの上から生えるのです。きのこの下を掘り進めるとモグラさんの巣に到達するそうです。食用になるきのこで、歯切れの良い食感が味わえる美味しいきのこだそうですが、トイレから出るきのこを食べる気にはなりません…。

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↓ はっきりとした名前は分かりません。『?』旦那さんによると「アイカワタケの仲間かなぁ?」ということです。似た種類に、『マスタケ』がありますが、どちらにしても毒性分を持っています。「若いものは食用にできる」や「鶏肉に似ている」などと言われるそうですが、学生時代に食べたことがある旦那さんは「まずい」と言っています。私としては、毒以前にこの見た目のものを食べようとは絶対に思いません…。

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↓ こちらも名前の分からないきのこです。『?』見た目には可愛らしいきのこでしたが、何でしょうか?図鑑を見ても分かりませんでした。

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↓ 以前にもこのブログに登場したことがあると思いますが『ホコリタケ』です。集団で出ていました。未だ若かったようで、突いてみるとホコリのような胞子は出ず、プニプニとした独特の感触でした。

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↓ 最も美しいと思ったきのこは『ヌメリツバタケモドキ』でしたが、お気に入り度No.1のきのこはこちら!『ロクショウグサレキン』です。少し、普通のきのことは違うカテゴリーのものですが、きのこです。「え?この青い木?」と思われるのではないでしょうか?

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↓ この青い木を良くよく観察すると青い小さな粒があります。それがきのこです。旦那さんのカメラにある顕微鏡モードで撮ってみました。

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↓ 朝露のようなものが残っていました。水滴の大きさと比べてみると、小ささが伝わるでしょうか。この『ロクショウグサレキン』はヨーロッパなどでは、昔から草木染めの染料に用いられてきたそうです。私も是非やってみようと思います。それには、もう少し集める必要がありそうです…。

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 きのこ類は、他にも山のように見てきましたが、今回はこのくらいにしておきます。

山歩きでは、目的地までの間に〝迷いそうな分かれ道〟に出ることがあります。そんな場合にも、多くの場合、既に目印が付けてあるのですが、私たちも自分たち用に、こんな目印を置いてみました。この目印のようなものでは、人がいない場所でしか役に立たないのですが…。

 

↓ 木の矢印と私たちの足です。私の靴紐は幅広のリボンのようなものなのですが、先日、派手なピンクから秋色にしようと紺色に変えました。買った時点で2色ついていたのです。ですが、山歩き直前に変えたのが失敗でした。杉の落ち葉が絡んで絡んで…。モサモサになってしまいました!

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↓ 山道では、きのこの以外にも山の植物がたくさんありました。『オカタツナミソウ』です。

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↓ 『イタドリ』と聞くと、何となく知っている!という人が多いかと思いますが、これは〝イタドリの種〟です。なので、種類は『イタドリ』!

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↓ 街路樹の傍など、街中でも見掛ける『ヨウシュヤマゴボウ』は木のように大きく成長していました。残念ながら、こちらは北米原産の外来種です。

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これらの植物も観察し、最後にはバス停近くの川で魚をすくいました。『タカハヤ』を数匹すくいましたが、凍えるような寒さだった為、一瞬足を浸けたもののすぐに諦めて岸からの魚すくいとなりました。結果、たくさん見えてはいるもののすくえず…といった感じでした。残念。

今回の“一足早い紅葉を楽しむ”ですが、最後の最後に大変なめに遭いました…。

京都市内中心部から佐々里峠近くのバス停『広河原』を往復するバスは1日3~4往復しかありません。最終バスで帰ろうとバス停で待っていたのですが、待っても待っても来ません。しばらくするとそこへ、小さな軽トラックに乗ったおじさんが来て停車し、声を掛けられました。「あんたら、バス待っててもあかんで。2キロ程下でパンクや」とのこと。衝撃です!!!というのも、とにかく寒いのです。朝来る時のバスから見た道路にある温度表示によると11度でしたが、明らかに夜の方が冷えており、凍えそうでした。寒がる私たちを見たおじさんは、「泊めたってもええけど、困るなぁ?」と言いながら、バスの運転手さんの所へ「お客さん待ってるで、って言うてきたるわ」などと親切にしてくださいました。周囲の方々にも「バスがパンクしててこの子ら困ってるねん」と説明してくださったり…。しかも、一緒に待ってくださり、いろいろな話で楽しませてくださった上に、「パンクしてても止まってるバスには乗れるわ、代わりのバスが来た時に乗り換えたらええから」と私たちをバスまで送り届けてくださいました。更には、おじさんの説明で困っていると知ったご近所さんが、私たちを温めようとペットボトルに熱いお茶を入れてコップと一緒に届けてくださいました。その後、すぐに代わりのバスが到着しました。親切にしてくださったおじさんは自治会長さんだそうで、とにかく優しいおじさんでした。

きのこや自然の中で遊ぶことはもちろん楽しかったのですが、旅の最後に何よりも良い思い出ができました。感謝です。

 

↓ 利用した『京都バス』。ここのバス停でかなりの時間、待ちぼうけでした。写真は朝の到着時のもの。

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長くなりましたが、今日はここまで。

今日は、今出川通り、銀閣寺近くで素敵なはちみつ屋さん『Au Bon Miel(オ・ボン・ミエル)』というお店を見つけました。明日はそのことについて書きたいと思います。

 

ではまた。